いよいよ本格的な冬シーズンが到来。何かとイベントや集まりが多くなる年末年始に向け、ワードローブの準備を進めたいところ。そこでスタイリスト佐藤佳菜子さんが提案するのは、一点取り入れるだけでおしゃれに即効性があり、それでいて毎日のコーディネートにもすんなり馴染む「着映えニット」。それぞれのシーン別に、今手に入れるべき6枚をご紹介します。
スタイリスト佐藤佳菜子さん
OggiやBAILAなど、女性ファッション誌を中心に活躍する敏腕スタイリスト。ベーシックな中にも、さりげないフェミニンさと今どき感を効かせたスタイリングに定評あり。
■特別なイベントも、旬顔ニットで気負わず着映えて
女らしく装いたい彼との食事や、高感度な女友達との忘年会など、イベント目白押しな季節。トレンドをひとふり効かせたニットで、頑張り過ぎないお出かけスタイルが今の気分。
女子会などおしゃれにうるさい人たちが集まる会では、トレンド度高めを意識して。ハイネック、着丈短め、ゆったりシルエットと、今年顔ニットの三大条件がそろった一枚なら、やや股上深めのボトムに合わせるだけで最旬バランスが完成。裾は前だけ少しボトムにひっかけ、後ろはそのまま出して着るのが好バランス。なめらかな肌ざわり&豊富な色展開も◎。
<その他の着用アイテム>
ウールカシミヤチェスターコート
ワイドパンツ
デートの定番といえば、やはりワンピース。とびきりのフェミニンさに加え、ニットならではの着心地のよさも魅力です。シンプルなデザインながら、肩とデコルテ、袖にあしらったリブ使いがさりげなくモダンなアクセントに。おでかけなら女っぽくヒール靴&色のストール、スニーカーなら休日カジュアルにと、シーンを選ばず毎日でも活躍しそう。
<その他の着用アイテム>
ウールブレンドダッフルコート
ヒートテックニットタイツ
■ぬくもりある可愛さのざっくりニットで休日カジュアル
冬のホリデーシーズンでは、いつもよりカジュアルなおしゃれを楽しみたい。ざっくりニットのぬくもりある風合いが、ベーシックスタイルにリラックスしたムードをプラスします。
今年らしいハイネックニットは、メランジならではのやさしい雰囲気が魅力。中で体が泳ぐゆるめシルエットも、袖と裾にリブが効いているからすっきり着こなせます。こっくり深みのあるグリーンは、それ一枚でも差し色になるし、たとえばマスタードイエローやボルドーなど、他の秋冬カラーと合わせても素敵。×デニムで、旬のボーイズカジュアルが完成します。
<その他の着用アイテム>
ヒートテックニットキャップ
2WAYストール
肩で編み目を切り替えたラグランスリーブのデザインは、カジュアルな抜け感が出るだけでなく、もたつかず着やせ効果もあり。白ニットは、アウターを羽織っていても顔うつりがぐっと明るくなります。さらに印象を変えたいなら、下にシャツを重ね着して。色の効いたチェックシャツがほどよいスパイスに。ヒートテックだから、アウトドアの予定にも最適。
<その他の着用アイテム>
ミリタリーコート
ウルトラストレッチジーンズ
■冬だからこそ即効性も高い、カラーニットが味方
ダークカラーに偏りがちな季節だからこそ、ぱっと見の印象を左右する色の効果は絶大! 鮮やかな発色のニットがあれば、ひとめで鮮度も着映え度も高いコーディネートに。
着るとほどよく体に添って、スマートな上半身を作る細リブのニット。形がベーシックだから、あえて普段はあまり着ない色を選んでみるのもいい。クリーンさとぬくもりを両方備えたブルーの一枚を選んだら、白デニム&ピーコートに合わせて冬のマリンスタイルを満喫。よりカジュアルに仕上げたいなら、下にデニムシャツを重ねて。
<その他の着用アイテム>
カシミヤニットマフラー
ベーシックなカーディガンは、アレンジ力抜群。カシミアの風合いが生きるコンパクトな一枚は、羽織ったり一枚で着たりしてサマになるのはもちろん、コート上から軽く肩掛けするテクニックも。マンネリしがちな通勤アウタースタイルも、このひと技でぐっと華やかに見違えます。カーディガンは上だけボタンを留めて、前を外側にして掛けるのがコツです。
<その他の着用アイテム>
ウールノーカラーコート
コットンカシミヤケーブルクルーネックセーター
ワイドアンクルパンツ