素材、フィット感、ディテールのすべてを最高水準に、そしてすべての方々にはいていただくためにお求めやすい価格で提供しているユニクロのジーンズ。
なかでも、デニム好きにはたまらないセルビッジデニムを使ったジーンズは、「セルビッジジーンズがこの価格で!?」と、登場するたびすぐに品薄状態になるほどご好評いただいております。
■セルビッジジーンズ
セルビッジとは、ジーンズの縫い合わせの部分にできる耳(セルビッジ)のことで、旧式のシャトル織機で織られたヴィンテージのデニム生地で見かける作りです。これは、生地のほつれを防止するためのもので、赤い糸が縫われており、これがいわゆる「赤耳」と呼ばれるものです。
また、セルビッジデニムは、はきこむうちにできる”ヒゲ”や”アタリ”がきれいに出るといわれ、大変人気があります。”アタリ”とは、いわゆる「色落ち」のことで、”ヒゲ”は、ジーンズのポケットあたりにできるシワ状の色落ちのことです。色落ちにもいろいろとあり、”ヒゲ”の他には、斜め下に入る縦シワの”下がりヒゲ”、膝の裏などにできる”ハチノス”などがあります。
”育てていくジーンズ”として、長期間大切にはきながら自分好みの色落ちを楽しんでいる人もいます。そこで大事になってくるのが洗濯のタイミングと方法です。
”アタリ”が出てくるにはある程度時間が必要です。色落ちする前に洗濯してしまうと、きれいな”ヒゲ”が出なくなってしまうことも。
洗濯方法も、ジーンズを裏返しにしたり、洗濯ネットに入れたりとさまざま。洗濯後に乾燥機にかけるか、かけないかでも大きく変わります。デニムの素材によって色落ちの仕方もさまざまです。
■世界に誇る日本のデニム生地メーカーカイハラ社
「ユニクロのジーンズ」にかかせないハイクオリティな素材を求めて、ユニクロが一緒に取り組んでいるのが、国内NO.1シェア、世界に誇る日本のデニム生地メーカーであるカイハラ社です。
江戸期より備後絣の生産で栄えた広島県・福山市に本社・工場を置くカイハラ社は、コットン選定から紡績、染色、織布、整理加工まで、デニムの一貫生産を行う日本で唯一の企業です。1893年に手織りの” 正藍染め絣” の製造からスタートし、120年以上持つ藍染めの技術はトップクラス。同社の作るデニム生地は、伝統の技に新しい技術を加えながら常に革新を続け、海外からも高く評価されています。
カイハラ社では、コンピュータ制御の最新鋭機械から希少な旧式機械まで、求められる生地の性質に合わせながら稼働させています。セルビッジデニムに使用しているのは、カイハラ社の旧式織機「シャトル織機」です。
下の写真の金色の細長いものが「シャトル」と呼ばれるもので、中にはよこ糸がまかれたホビンが入っています。これを左右から通して生地を織っていきます。
シャトル織機は、ヴィンテージらしい素材感の出る生地ができる一方で、機械の扱いが難しく年代物のため壊れやすいのも難点。織りの作業から普段のメンテナンスまで、熟練した職人が織機と対話するように丁寧に進めていくからこそ、高いクオリティの生地が仕上がるのです。
■こだわりのセルビッジジーンズが完成
さらにユニクロがこだわったのは、快適なはき心地のセルビッジジーンズです。糸の番手や生地の織り、ステッチの糸にまでこだわり、固くゴワゴワしたジーンズではなく、毎日はきたくなる快適性も追求した、柔らかな風合いのセルビッジジーンズが完成しました。
また本格デニムの表情にこだわり、シルエットやバックポケットの位置、ステッチの糸など細かい部分も、何度も見直し、調整しました。
セルビッジジーンズは、これまで
レギュラーフィットストレートジーンズのみでしたが、「セルビッジでスリムフィットを作って欲しい」との声を多くいただき、このたび新しく
スリムフィットストレートジーンズが登場しました。
レギュラーフィットより股上が浅く、シルエットはすっきりシャープな脚元をつくるスリムタイプ。足のラインをきれいに見せるのでスタイリッシュな着こなしにも使えるデザインです。また、スリムな形でもはきやすく歩きやすい点にこだわりました。普通のタイプのジーンズより快適なはき心地を実感していただけるはずです。
レギュラーフィット、スリムフィットともに、セルビッジジーンズの特徴である「耳」を見せて裾をロールアップさせてはくのがオススメです。さりげなくヴィンテージ感を出すスタイルが楽しめます。
両タイプとも生デニムを使用しているため通常のデニムより洗濯後の縮みが大きくなります。ウエストはいつもはいているサイズより1サイズ大きめをお選びください。また、裾上げは洗濯後をおすすめします。
ジャパンNo.1デニムブランド、カイハラ社と一緒に作り上げた、ユニクロ自信作のセルビッジジーンズ。本格志向と快適志向の両方を満たす素材感を、ぜひお試しください!
■セルビッジジーンズは
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