11月も中旬になり、早朝の通勤・通学時は寒さがいっそう厳しく、つい何枚も重ね着してしまいますよね。でも、たくさん着こむことで本当に暖かくなるのでしょうか?
実は……衣服を何枚も重ねても、服と服の間の“空気の層”が押しつぶされて保温性は下がるということが実験結果で分かっています。また、汗をかいても、着こんだことにより通気性が悪くなっているので衣服内はムレてしまうのです。
つまり、やみくもに重ね着するだけでは、ある程度の暖かさは得られますが、保温の効率は必ずしも高くなく、また快適さも失われがちに……。重ね着するコツは枚数ではなく、“空気の層”に隠されています。
以下は重ね着による衣服内環境の実験結果です。ヒートテックを取り入れて“空気の層”を有効活用した3枚の重ね着は、ヒートテックを取り入れずに“空気の層”が押しつぶされている5枚の重ね着とほぼ同じ衣服内温度となります。さらに、5枚の方が衣服内の湿度は高く、衣服の総重量も重くなっています。
【実験概要】
ヒートテックを着て計3枚の重ね着をした状態と、ヒートテックを着ずに5枚の重ね着をした状態の被験者が、8℃の環境下で一定の歩行運動を行い、衣服内温度、湿度を測定。
※温度、湿度測定方法:入室安静10分/歩行35分/安静10分後にセンサーで測定(測定部位:背中/肌と肌着の間)
※測定場所:東レ(株) 人工気象室“テクノラマ”
このように空気の層を上手にコーディネートに取り入れることが、重ね着しても着ぶくれせずに暖かくすごせるコツなんです。
実は、ヒートテックもミクロの世界で“空気”を上手に使って保温効果を高めています。ヒートテックの生地に編み込まれている糸には、髪の毛の10分の1という細さのマイクロアクリルを使用しており、何十本もの繊維を束ねて1本の糸にすることで、断熱性の高い空気の層をたくさん作っています。これにより、ヒートテックは発熱して温まった空気を糸の内部にとどめることができ、高い保温性を実現しています。
機能も一段と進化し、色柄のバリエーションも豊富になったヒートテックと“空気の層”を上手に活用して、これからの寒いシーズンも、暖かいのにスッキリ身軽な装いで乗り切りましょう!
■ヒートテック
ウィメンズはこちら
メンズはこちら