ぐっと季節が深まって、秋色服にシフトする頃。マスタードや赤、カーキなど、気になるキーカラーを派手になり過ぎず、ほどよくトレンドのエッセンスを加えて着こなすには?人気スタイリスト・井関かおりさんに聞く、ユニクロのベーシックアイテムならではの必見・7スタイル!
スタイリスト・井関かおりさん
andGIRLやVERYなど、女性ファッション誌を中心に活躍中。シンプルな中に旬のエッセンスを投入した新鮮なスタイリングが人気。著書『5年先まで役立つ着まわし~小物でチェンジ! リアルコーデ108~』(エムオン・エンタテイメント)やインスタグラム @isekikaori_kimawashi も大好評。
「ハイライズのレギンスパンツは、ビビッドカラー初心者でもトライしやすいディープグリーンをセレクト。なじみの良いグレーのサーマルTをインしてベルトマークすることで、スタイルアップを狙います。ヒップを隠すロングカーデはブラックで全体を引き締める効果も。ALLダークトーンでクールになり過ぎないように赤いスニーカーを投入すると、たちまちこなれた印象に」
【着用アイテム】
ヒートテックハイライズレギンスパンツ
ワッフルクルーネックT(7分袖)
ツイードニットコート(長袖)
※その他スタイリスト私物
「パープルやボルドーも今季の旬カラー。女性らしいカラーを同系色でまとめても甘くなり過ぎないのは、つなぎにモノトーンのボーダーを合わせているから。それだけで上下がなじみつつ、おしゃれ上級者感も。ベルベット素材のレギンスパンツとマッチするハットとスニーカーも黒で統一すれば、さらに全体が締まりますよ」
【着用アイテム】
ヒートテックハイライズベルベットレギンスパンツ
カシミヤクルーネックセーター(長袖)
ボーダーボートネックT(長袖)
ウールツバヒロハット
※その他スタイリスト私物
「今季、ぜひトライして欲しいレッド。デニム以外のおすすめMIXはアースカラーです。カーキやベージュ、キャメルなどは、赤を派手にし過ぎず、あか抜けて見せてくれますよ。フレアシルエットがキレイなミモレ丈のコーデュロイスカートとパンプスで上品にまとめつつ、はずしのかごバッグでかっちりし過ぎない洗練された印象に。かごバッグにはバンダナやスカーフを巻くと、柄使いが今年らしいポイントに」
【着用アイテム】
ハイウエストコーデュロイフレアミディスカート
カシミヤVネックセーター(長袖)
※その他スタイリスト私物
「柄モノはハードルが高いと思いきや、シンプルなトップスやワンピースに変化球を与えてくれる便利アイテム。グレーのボタニカル柄を引き立てつつ全体を引き締めるネイビーのワンピースは、トレンドのファーサンダルでサラッと着こなすのがかっこいい。サングラスやショルダーバッグなど、カジュアルな小物とヘルシーに着るのがおすすめです」
【着用アイテム】
モリスヘリテージレギンスパンツ
スウェットワンピース
※その他スタイリスト私物
「ボルドー×カーキの2大トレンドカラーをMIXさせつつ、マイルドなグレーのパーカを挟むことで強くなり過ぎず、反対色コーデも難なくクリア。女性らしいウールブレンドのタイトスカートはキレイめコーデにはもちろん、MA-1ブルゾンなど、カジュアルなアイテムともマッチして、程よく色っぽさをキープしてくれるんです」
【着用アイテム】
ハイウエストウールブレンドペンシルスカート
ボーダーボートネックT(長袖)
MA-1ブルゾン
スウェットフルジップパーカ(長袖)
※その他スタイリスト私物
「赤みのブラウンとクールな黒で大人かっこいいイメージに。きれいめワイドパンツはオフィスにも使える上、小物ではずせば休日コーデにも着回しできる万能選手。あえてボーイッシュなキャスケットや、ななめチェーンバッグで遊び心をプラスして。ニットをインすることでシルエットがもたつかず、すっきり着こなせます」
【着用アイテム】
ハイウエストリボンワイドパンツ
ラムブレンドオフタートルネックセーター(長袖)
※その他スタイリスト私物
「今季注目のマスタードイエローは、パープルなどの寒色系との相性抜群。トップスはレギンスパンツにインして腰回りをすっきり見せつつ、ボリューム感のあるオフホワイトのアウターで全体のバランスを中和させて。カラー×カラーでも派手になり過ぎず、落ち着きのある大人なカジュアルスタイルが叶います。」
【着用アイテム】
レギンスパンツ
リブバレエネックT(7分袖)
フリースコート(長袖)
※その他スタイリスト私物
【Staff Credit】
Photo: Yoko Nakata(maettico)
Hair&make: Emi Suyama(ROI)
Styling: Kaori Iseki
Model: Mayuko Arisue
Text: Tomoko Hirasawa