『タイム』誌の「2014年に世界で最も影響力のある100人選」にも選ばれたファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)。今、最も注目される音楽プロデューサーであり、歌手、MC、そしてファッションデザイナーとたくさんの顔を持つ多彩なアーティストです。
ユニクロは、この春夏のUTコレクションでファレルとコラボ。彼の新しいコンセプトワーク『i am OTHER(アイ・アムアザー)』から、UTのためだけの新たなコレクションが生まれました。コラボ商品の発売を記念し、4月28日、ユニクロ ニューヨーク5番街店にて、イベントが行われました。
この日、イベントを開催したユニクロ ニューヨーク五番街店は、3月末に2階を"SPRZ NY"ストアとしてリニューアルオープンしたばかり。この"SPRZ NY"コーナーの中央にあるガラスのウィンドウには、ファレルのポスターと胸元に本人直筆サイン入の『i am OTHER』のTシャツ4枚がディスプレイされました。その背後には『i am OTHER』メンズ、ウィメンズ各14種のTシャツとキャップ7種が並び、通りを行く人々も興味津々。
6時半を少し過ぎた頃、ファレルが登場! 世界最注目のセレブとは思えない、カジュアルでフレンドリーな笑顔でウィンドウ・ディスプレイの前に置かれたイスに座り、まずはシンガポール、韓国などのアジアメディアとの質疑応答を行いました。
ユニクロとのコラボを始めたきっかけについて、長年の良き友人であり、『UT』シリーズのクリエイティブ・ディレクターであるNIGOに誘われたことを説明。一緒に働く事を決めたのは、彼の「質」へのこだわりと、ユニクロが「ボクのような"everyday people"(普通の人々)のためのブランド」であることも大きな理由だと答えました。また、日本、特にTOKYOのカルチャーが大好きで、「TOKYOは第二の故郷」とまで言い切るほどの日本ファンでもあります。
『i am OTHER』のインスピレーションについては、「お決まりの型にはまる必要はないし、人と違うってことは自分がスペシャルってことなんだ」と、そもそも自身が持っていたポリシーであることを説明。分かりやすい言葉を選び、時には考えを巡らせ、やわらかな口調でにこやかに語り続ける様子から、ファレルが人とのコミュニケーションを楽しんでいる様子がよく分かります。
この日のファレルのコーディネートは、『i am OTHER』の白いTシャツにグレーのカーディガンをはおり、アクセントにチェーンやパールのネックレスを重ね付け。足元は白地にハンドペインティングを施したスニーカーで、トレードマークの帽子ももちろん被り、まさに『i am OTHER』を地で行くスタイリングでした。
階下でアメリカのメディアに囲まれてレッドカーペットを歩き、このイベントのために日本から駆け付けたNIGOとともにポーズを取り、ファッション雑誌などからのインタビューに応えました。その後はセレブ・オンリーのパーティ・タイムとなり、ファレルは気の置けない友人・知人たちと一緒に、パーティ・ルームへと姿を消しました。
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